【メンタル】FXの裁量トレードと自動売買取引(EA)の違い(01/30)
皆さんこんにちは!FIREスタッフ長谷川です。
この度FIRE会員限定ページの数ある記事の中からこのページを
ご覧いただきありがとうございます!
先日は「経済指標」について、少しでも理解していただければと思い
投資をする上で重要な「経済指標」とは?初心者が抑えておくべき9つの経済指標を解説についての記事を公開させていただきましたが皆さん見ていただいたでしょうか?
※こちらからご覧になれます
今週の2月1日には「大きな指標の一つ」であるFOMC(連邦公開市場委員会)、アメリカの政策金利などの重要な政策を決定する会合が行われます。
ドル円といった為替市場はもちろん、ビットコインなどの暗号通貨にも大きな影響を与えると予想されます。
どのような影響を与えるのか注目していきましょう!
【ちょこっと+α】
「細かい指標時間も知りたい!」という方に経済指標を確認できる
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経済指標をすぐ確認できるのはもちろん、重要度をランク付けしてるので、見やすさ満点です!👌
本日の記事では、改めて「FXの裁量トレードと自動売買取引(EA)の違い」について
説明していきたいと思います!
裁量トレードでのよくある失敗を例にしながら自動売買のメリットを解説していきます。
今回の記事で皆さんが「自動売買取引(EA)」について更に理解していただけると幸いです!
▶ちょこっと個人的ニュース!
先日、北海道旅行に行きました。
お土産として買った、銘菓「きびだんご」を食べています(emo)
私は食感が「ゆべし」みたいで好きですが、家族はそこまで好みではなかったみたいです。
お土産選びって難しい、、、と改めて痛感しております。
「裁量トレード」、「自動売買取引(EA)」とは
「裁量トレード」
⇒「その人の考えによって判断し取引する」ことをいいます。
つまりチャートやニュースなどを見ながら、自分自身で今買うべきか売るべきか、もしくは手じまいをするべきかを考えながら取引をすることです。
「自動売買取引(EA)」
⇒「あらかじめ決められたルール」に従って、システムが自動で売買を行う取引のことを言います。
そのためシステムトレードやシストレとも呼ばれ、人の手が介入する裁量トレードとは対極に位置する取引方法になります。
「裁量トレード」のありがち失敗パターン4選
裁量トレードでやってしまいがちな代表的失敗パターンを4つ選んでみました。
裁量トレードの失敗例①:無謀な高いレバレッジをかけた取引
元手となる資金の数百倍の取引を可能にするレバレッジは、FXの最大の特徴と言われます。
レバレッジを活用することで、少ない資金でも大きな利益を狙える点はFXの魅力の一つです。
しかしレバレッジを大きくすればするほど、少しの価格変動でも大きな損失が発生する可能性が高まり、ハイリスクハイリターンとなってしまいます。高いレバレッジでの取引で大きな損失を出してしまうと、一発で相場から退場させられる事態にもなりかねません。
負けるにつれてなぜかレバレッジをどんどんあげてしまうんですよね(笑)
【自動売買取引(EA)の場合】
自動売買の場合、証拠金に対して適切なレバレッジでの取引が常に可能になります。
裁量トレードの失敗例②:損切りができない
損失を小さいうちに確定させる「損切り」ができないというのも、FX初心者には非常に多い失敗パターンです。
初心者の方は損失を確定させる行為に抵抗を感じやすく、含み損が利益に転じるまで粘ろうと考えてしまうケースも多いようです。
しかし何の戦略もなく含み損を抱えていると、さらに損失が拡大する可能性も出てきます。
FXでは、プロのトレーダーでも損失を出すことはあります。むしろ優れたトレーダーほど損失を受け入れ、こまめな損切りで損失を最小限に抑えた取引を行っていると言えます。
FXで利益を出していくためには、許容範囲を超える損失が発生した際の速やかな損切りが求められます。
損切りはFXに限らず、投資で安定的に利益を出すために非常に重要なスキルです。習得するまでには最低でも3年以上はかかるといわれています。
損切できずに祈り続けてしまって結局負けるパターンはよくありますよね(笑)
【自動売買取引(EA)の場合】
自動売買の場合、「あらかじめ決められたルール」の中の一部である「利確数値(TP)」、「損切数値(SL)」というルールが設定されています。
そのため、「含み損が利益に転じるまで粘ろう」、「チキン利食いをしてしまう」といったことが起こりません。
裁量トレードの失敗例③:ルールを決めず感情的になって「勘や運任せ」で取引を行う
事前にルールを決めず、感情に任せた取引を行ってしまうことにも注意しなければなりません。
FXで長く安定的に利益を出していくためには、一定のルールに従って取引を行う必要があります。ルールを決めずに取引を始めると、その時々の感情による場当たり的な取引となり、継続的に利益を出すのは難しくなってしまいます。特に含み損が発生した場合は、事前に決めたルールがないと焦りの感情に流されて判断を誤ってしまいがちです。
長谷川自身何度も飲酒トレードで気が付けば口座資金が半分になってしまうこともありました(笑)
【自動売買取引(EA)の場合】
自動売買の場合、FXをするうえで重要なルールがあらかじめ100%決まっています。
「感情的・主観的」なことを一切排除することができるのです。
「飲酒して一度で大きく稼ごう」や「根拠もなしに勘でポジションを持つ」といったことはありません。
裁量トレードの失敗例④:過剰な取引を行う「ポジポジ病」
初心者の方は根拠なく頻繁に取引を行ってしまうケースも多く見られます。
そのような状態は一般的に「ポジポジ病」と呼ばれ、多くの利益を早く得ようと先走ることや、損失を早く取り戻そうと焦ることで起こります。
しかし、闇雲に根拠のない取引を重ねても成功するのは難しく、かえって損失を増大するリスクを高めてしまいます。
「俺は今日からデイトレーダーだ!」といって同時に20個以上ポジションを持って大失敗してしまうこともありました(笑)
【自動売買取引(EA)の場合】
ポジポジ病に陥るのを回避するためには、マーケット情報やテクニカル分析などに裏付けられた取引を心がけるのが大事です。
前述したように、エントリーポイントなどに関する取引ルールを決めておくことにも、過剰な取引を防止する効果があります。
ほとんどの自動売買の場合、取引通貨の「マーケット情報」や「テクニカル分析」をしたうえでの傾向をもとに設定が決まっています。
そのため、闇雲に根拠のない取引は行わず最低限リスクを抑えた取引をしてくれるのです。
「裁量トレード」には”メンタル”が重要
裁量トレードでやってしまいがちな代表的失敗パターンを4つ紹介いたしました。
どうして人間はFXの世界に参加すると、なぜいとも簡単に負けてしまうのか。
「裁量トレード」でのFXの世界では負け組が約9割存在するといわれています。
失敗パターンを見ると、残りの1割である勝ち組になるために重要なことは「メンタル」といっても過言ではないです。
破滅的な本能を解明したプロスペクト理論を学ぶ
「メンタル」という大きな欠陥を学術的に解明し、理論化したのがダニエル・カーネマンとエイモス・ドベルスキーの二人が提唱した「プロスペクト理論」です。
この理論でダニエル・カーネマン氏は2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。
このプロスペクト理論で語られていることは、全く同じ金額でも人間は損失のほうが大きいように感じやすく、結果的に苦痛を避けるために損失を先延ばしにする傾向があるということです。
これは人間の本能であり、本来は普通の生活をする上では致命傷になることはあまり無い本能です。
ですが、裁量トレードFXの世界では、この本能は極めて巨大な障害となって立ちはだかるのです。
まとめ
本記事では、改めて「FXの裁量トレードと自動売買取引(EA)の違い」について解説しました!
「自動売買取引(EA)」は「裁量トレード」と違い、目先にマイナス収支があったとしても「あらかじめ決められたルール」に従って取引することができるため安心です。
短期的に評価していただくのではなく長期的に総合的にプラスの利益を積み重ねていくことが大事といえます。
今回の記事を見て皆様に少しでも「自動売買取引(EA)」について理解いただけたのならば幸いです!
それではまた!次の記事で会いましょう!
FIREスタッフ長谷川