【経済指標】投資をする上で重要な「経済指標」とは?初心者が抑えておくべき9つの経済指標を解説(01/20)
皆さんこんにちは!FIREスタッフ長谷川です。
この度FIRE会員限定ページの数ある記事の中からこのページを
ご覧いただきありがとうございます!
先日はトレードブログ9記事目ということで
ビットコインの相場を少しでも理解していただければと思い
仮想通貨の相場状況、大きく相場が動く前にはどういう傾向があるのかについての記事を公開させていただきましたが皆さん見ていただいたでしょうか?
あれからビットコインは更に上昇して9ヶ月ぶりに21000ドル台を維持しています。(1月20日時点)
今後もボラティリティー(価格変動)が大きくなっていくと思われます!期待していきましょう!
引用:https://kumanichi.com/articles/911250
本日は投資にとって必ず重要視しなければいけないと言われている
「経済指標とは」「日銀決済会合(01/18)ではなにがあったのか」
について軽く説明していきたいと思います!
今回の記事で「経済指標」とは何なのかざっくりでも良いので理解していただけると幸いです!
▶ちょこっと個人的ニュース!
先日ドン・キホーテの駄菓子コーナーに息子と行ったのですが、「にんじん」と「ブタメン」が売っていて懐かしくて買っちゃいました!
「にんじん」は地域によっては「どん菓子」と呼ばれているそうですね!
「ブタメン」は僕がサッカースポーツ少年団時代に試合がある度にママさんたちから頂いていた記憶。。。寒いときに食べると最高です。
懐かしいですね!(笑)
経済指標とは?
経済指標とは、各国の政府や経済関連の中央省庁(日本では財務省、経済産業省、内閣府など)、中央銀行(日本では日本銀行)が発表している「経済に関連する統計」です。
経済動向を把握する上で大切なバロメーターになっており、結果次第(事前予想を大きく上回る、または下回った場合、悪い状況が長く続いた場合など)で為替相場が大きく変動することもあります。
投資やFXで長期的な利益を上げ続けるために、経済指標はぜひチェックしておきたいです。
2021年10月8日時点の円/米ドル4時間足チャート
【チャート解説】
・「米雇用統計」の非農業部門雇用者数が予想を下回る結果であったため、ドル売り材料に。
・「小売売上高」は予想を上回る結果であったため、ドル買い材料に。
・「貿易収支」「鉱工業生産」は事前予想通りで変化なし。
・「消費者物価指数」は予想通りであったが、市場では過度なインフレ懸念が和らいだと解釈されて相場はドル売り方向に力が働いた。
9つの重要な経済指標の見方・読み方
①米国雇用統計
米国の雇用情勢に関するデータを集めた米雇用統計は、主に非農業部門雇用者数と失業率、平均賃金などに注目が集まります。景気が良いと、事業を拡大するなどで企業の雇用者数は増えていきます。一方景気が悪いと、工場停止やリストラなどで、失業者が増えていきます。この統計は企業がどの程度人を雇えているか、賃金を出せているか、まだ雇う余裕があるか、などを示しています。
雇用統計が良好なら量的緩和の縮小や政策金利の引き上げ観測に、悪化したら緩和拡大や引き下げ観測につながります。
米国雇用統計の発表時刻は、毎月第一金曜日(場合によっては第二金曜日)、午後9時30分(米国冬時間は午後10時30分)に発表です。
②GDP(国内総生産)
GDPという言葉は、テレビやニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。GDPとは国内総生産を指し、一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額です。その国の経済規模を示す経済指標として、最も注目されています。
またGDPは、同じ国の同じ時期の数値が複数回発表されることも大きな特徴です。英国、米国、ユーロ圏は各四半期とも、速報値、改定値(速報値発表から約1ヶ月後に発表)、確報値(改定値発表から約1ヶ月後に発表)と3回発表されます。
ドイツ、フランスでは各四半期とも、速報値、確報値(速報値発表から約2週間~4週間後に発表)と2回発表されています。日本も一次速報、二次速報(一次速報発表から約1ヶ月後に発表)と2回発表されます。
その中で最も注目されやすいのは、最初に発表される速報値です。しかし改定値や確報値でも事前予想と大きく違う結果になれば、それによって為替相場が動くケースも見られるため注意深く見る必要があります。GDPは四半期(3ヶ月)ごとに発表されます。
③小売売上高
小売売上高は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニなど小売業者の売上額をまとめた経済指標です。多くの国では、消費活動が経済活動の6割以上を占める傾向があります。消費動向は経済動向を把握する上で欠かせないこともあり、小売売上高の注目度も高くなります。なお、米国の小売売上高は毎月中旬に発表されるため注意してください。
④消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数は略してCPI(Consumer Price Index)とも呼ばれます。一般消費者世帯が購入する商品やサービスの、総合的な価格の動きを指数化したものです。インフレに関する今後の動向を分析する指標として最も一般的であり、金融当局の政策を読むうえで注目度が高いといえます。
⑤鉱工業生産
鉱工業生産は、コンピューターや電化製品、自動車など工業品の生産高をまとめた経済指標です。主に、サービス業の景況や個人消費の動向を把握できます。例えば電化製品の生産高が増えていれば、個人消費が伸びていると分析できます。
またオフィス機器の生産高が増えれば、企業の好調さが分かります。経済の状況を分析できるという点から注目されている経済指標です。前述した小売売上高と合わせて確認すると、消費動向をより深く分析できます。鉱工業生産は、日本・米国・英国・ドイツ・フランスなどの他に、ユーロ圏で毎月発表されます。
⑥日銀短観
日銀短観の正式名は「全国企業短期経済観測調査」です。四半期に一度発表され、日銀が全国の民間企業1万社に景況感や設備投資計画などをヒアリングします。日銀が直接行っていることからも、信頼性の高い経済指標です。
⑦貿易収支
貿易収支は輸出額から輸入額を差し引いた収支です。輸出額が輸入額を上回れば貿易黒字、逆に輸出額が輸入額を下回れば貿易赤字となります。
一般的に貿易黒字になるとGDPが上昇し、貿易赤字になるとGDPが下落するといわれています。貿易収支はGDP速報値などの算出にも使われるため、投資家だけではなくエコノミストや市場関係者からも注目されている経済指標です。
⑧日銀金融政策決定会合
日銀金融政策決定会合は、日本銀行が金融政策や政策金利に関することを討議・決定する会合です。年8回、それぞれ2日間にわたって開催されます。
主に金融市場調整方針や金融政策手段、経済・金融情勢に関する基本的な見解などが討議・決定されます。日銀金融政策決定会合とともに、会見後の日銀総裁の発言にも注目が集まります。
⑨FOMC
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、米国の金融政策や政策金利に関することを討議・決定する会合です。日本の日銀金融政策決定会合、欧州のECB政策理事会に相当します。
米国の政策金利が決定される重要イベントであり、世界中の投資家たちが注目しています。結果と予想が大きく乖離した場合は、ドルを中心に為替レートが大きく変動する可能性もあります。
近年にない注目度の高さの経済指標「日銀決定会合(01/18)」では何があったのか
引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-19/ROO9MLDWRGG801
◆ 現状維持
日銀は1月17~18日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を全員一致で決めました。
緩和修正の思惑が高まっていたYCC(イールドカーブコントロール)。10年債金利の誘導上限は0.50%で据え置きました。発表直後には日経平均先物が大きく上昇、為替は円安で反応しています。
ここ数日、読売新聞の観測報道を起点にYCC修正の思惑が強まっていました。上限の0.5%の引き上げや、そもそものYCC撤廃も意識されていましたが、結果はほぼゼロ回答でした。0.5%以下にするための指値オペも毎日の実施を続けます。
日銀が大量に国債を買い続けた結果、市場に流通する国債は干上がるような状況となっています。金利形成はいびつになり、円滑な取引も阻害されています。このため日銀は昨年12月に上限を0.25%→0.50%に引き上げた経緯がありました。
この数週間は国債市場の機能が一段と低下し、社債市場にも混乱が広がっています。市場では「さらなる対応がある」との観測が強まっていました。日銀が今回変更なしとしたのは「12月の政策修正の影響をもう少し見極める」という判断があったとみられます。
10年債金利の誘導上限は0.25%→0.50%になった今、家や車のローンを考えている人は一度様子を見てみても良いかもしれませんね。
▶市場反応
発表前後で日経平均先物は26300円程度→26700円台へ上昇しました。
為替は128円台半ば→130円台半ばへと円安に振れました。この数日、緩和修正の思惑で株安・円高に振れていた反動が起きたといえます。
ただ、為替が1週間ほど前に132円程度だったことを踏まえると、それほど急激な円安ではないともいえそうです。
今回、YCCの修正はなかったものの、YCCが国債市場に与える副作用は消えたわけではありません。
むしろ時間とともに累積的に深まっていく可能性が高く、市場では「いずれYCCは修正を迫られる」との見方が多くあります。
YCC修正を見越して、再び市場金利が0.5%を超える場面も十分に想定されます。
次の金融政策決定会合は3/9-10で、それまでにここ数日のような市場動揺と日銀の大量の国債購入が続く可能性があります。
となると、「YCC修正観測=円買い」という構図は残ります。発表直後の円安幅が2円程度にとどまったのはそうした面も働いているようです。
円以外の他の為替への影響はどうかというと、金などのCFD関連は下降しましたが、株関連、ドル関連、ビットコインなどの仮想通貨には大きな動きはありませんでした。
まとめ
本記事では、投資にとって必ず重要視しなければいけないと言われている「経済指標とは」、「日銀決済会合(01/18)ではなにがあったのか」について解説しました!
毎日なんとなくテレビのニュースなどで流れている「経済指標」ですが、しっかりと意味を理解することが投資をする上で重要となってきます。
今回の記事を見て皆様に少しでも「経済指標とは?」について理解いただけたのならば幸いです!
今後どこかで「イールドカーブ・コントロール(YCC)」や「金利」、「国債」などについて説明できればと思っております!
それではまた!次の記事で会いましょう!
FIREスタッフ長谷川