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シリコンバレー銀行破綻、米テックに余波続く
3月14日のニュースです。
米テクノロジー業界で米シリコンバレー銀行が経営破綻した余波が続いている。
米金融当局が12日に預金を全額保護することを決めたことで「最悪の事態は免れた」との安堵が広がる一方、混乱も残る。
「預金は全額保護というが、いつどのようにお金が返ってくるか分からない」とAI関連のスタートアップを経営する男性は不安そうな表情を浮かべ語った。
景気減速によりスタートアップ企業の資本調達が難しくなるなか、融資が受けにくくなることを懸念する声も増えてきた。
その背景にはシリコンバレー銀行はスタートアップ業界に深く根を張っていたという事情がある。
金融緩和を追い風に事業を急拡大した企業はリストラを急ぎ、融資を当てにする傾向も強まっていたという。
そこに頼みの綱だったシリコンバレー銀行の経営が行き詰まり、これまでのような融資姿勢は望み薄だ。
あるスタートアップの幹部の男性は「今後、他行がSVBの穴を埋める形でスタートアップへの融資を積極化するかもしれないが、リスク管理を強化するのは確実で、業界にとっては逆風だ」と指摘する。
この男性の会社は新サービスの提供を始めたばかりで「攻勢に出る予定だったが手元資金の流出を抑える方向に傾きつつある」と厳しい表情のまま語った。